「防音性ってどうなんですか?」
住宅の打ち合わせではよく出る質問です。
もちろん、静かな空間は快適です。
でも、それだけで本当に心地よい住まいと言えるのでしょうか?
音は「設計」で遮るものではなく、「関係」で和らぐもの
音を完全に遮ろうとすれば、素材は分厚くなり、開口部は減り、部屋は閉ざされていきます。
- 生活音が一切聞こえない家
- 家族の気配を感じられない構成
- 音の“問題”だけを解決する家づくり
それって本当にいい家でしょうか?
「聞こえてもいい音」がある
- 小さな子の笑い声
- コーヒーを淹れる音
- 深夜に誰かが読書している気配
こうした音は、暮らしの温度を上げてくれる存在でもあります。
家を“遮音”で考えるのではなく、“関係性”で考える
KAWAZOE-ARCHITECTSでは、音を遮断する設計よりも、
「聞こえてもお互いが気にならない関係性」を前提にした空間設計を提案することがあります。
- リビングと寝室の間に“中間領域”を設ける
- 音の方向を設計で逃がす
- 意識が抜ける視線の抜けもあわせてつくる
それは、人と人の関係を設計するということでもあるのです。
▶ 私たちの建築思想
家は“性能”だけでなく、“関係性”のデザインでもある
遮る設計だけでは、住まいは心地よくならない。
ときには、聞こえてもいい音があることを前提にして設計してみる。
その発想の転換が、住み心地を大きく変えることもあるのです。