設計とは、何かを決める行為です。
間取りを決め、素材を選び、寸法を定める。
けれど、設計しすぎることで、
暮らしの“余地”を奪ってしまうことがあるのも事実です。
決めないこと。余白を残すこと。
それも、設計の大切な力だと私たちは考えています。
「決める」ことは、同時に「縛る」ことでもある
- 最初から用途を固定した空間は変化に弱い
- 家具の配置が限定されてしまい、暮らしの自由度が下がる
- 将来の使い方に対応できず、空間が“死蔵”される
- 完璧に設計された家が、暮らし手を萎縮させてしまうことも
“設計の完成度”が、“暮らしの硬直化”につながることがあるのです。
建築家が考える“あえて決めない”設計手法
KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
用途や意味を限定しすぎずに、空間に余白を持たせる構成を意識しています。
- どこかに居場所が“にじみ出る”ようなスペースの配置
- 可変的な家具レイアウトが可能なゾーニング
- 小さな“使い方未定”のコーナーを意図的に設ける
- 光・風・素材が空間を“導く”ように設計する
空間は、時間とともに意味を変える
- 子どもが生まれる前と後で
- 趣味が変わったとき
- パートナーと住まい方が変化したとき
- 親を迎え入れるようになったとき
暮らしは常に変化する。
だからこそ、“決めすぎない”設計が柔らかく寄り添えるのです。
まとめ:“使い方が決まっていない場所”が、暮らしを支える
KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
空間のすべてに「意味」を与えるのではなく、
暮らしの変化に応じて“意味が育つ設計”を目指しています。