「KAWAZOE-ARCHITECTS Official Blog|建築に込める思想と日々」

設計事務所の日常と思想、住宅・店舗設計、リノベーションのリアルを綴るブログ。

「閉じることと、開くことの間にあるもの」

建築を考えるとき、
「開く」か「閉じる」かという二項対立で語られることがよくあります。

開放的なリビング。
プライバシーを守る個室。
ガラス張りの外観。
無窓の浴室。

でも、本当に豊かな空間は、
“閉じる”と“開く”の間にある、グラデーションを設計しているのです。

「閉じる/開く」だけでは語れない空間の豊かさ

  • 視線は遮るが、光は通すルーバー
  • 外気を取り込むが、音を遮る中間領域
  • 扉は閉まるが、隙間から声が届く配置
  • “扉の手前”や“角の裏”といった、曖昧な場の存在

この“間”にある空間こそが、
人に「安心」と「自由」を同時に与えてくれます。

建築家が設計する“あいまいな境界”

KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
空間を「開けるか閉じるか」ではなく、
“どれくらい開いて、どれくらい閉じるか”を設計することを重視します。

  • オープンキッチンの背面に静かな籠もりスペースをつくる
  • テラスとリビングを引き戸でつなぎ、半屋外として使う
  • 蔵のような収納が、外観からの“閉じ”を演出する

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閉じることは「遮断」ではなく、「守る」こと

人はときに閉じられた空間を必要とします。
でもそれは、外を拒絶するのではなく、
安心して内を育てるための“器”としての閉じ方です。

まとめ:その空間は、どこまで開いて、どこまで閉じているか

開きすぎれば、落ち着きがなくなり、
閉じすぎれば、孤立感が生まれる。
そのちょうど中間にある空間設計こそが、
暮らしの質を決めていくのです。

KAWAZOE-ARCHITECTSは、
“閉じること”と“開くこと”の間にある、
人に寄り添う余白を、丁寧に設計しています。

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