建築を考えるとき、
「開く」か「閉じる」かという二項対立で語られることがよくあります。
開放的なリビング。
プライバシーを守る個室。
ガラス張りの外観。
無窓の浴室。
でも、本当に豊かな空間は、
“閉じる”と“開く”の間にある、グラデーションを設計しているのです。
「閉じる/開く」だけでは語れない空間の豊かさ
- 視線は遮るが、光は通すルーバー
- 外気を取り込むが、音を遮る中間領域
- 扉は閉まるが、隙間から声が届く配置
- “扉の手前”や“角の裏”といった、曖昧な場の存在
この“間”にある空間こそが、
人に「安心」と「自由」を同時に与えてくれます。
建築家が設計する“あいまいな境界”
KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
空間を「開けるか閉じるか」ではなく、
“どれくらい開いて、どれくらい閉じるか”を設計することを重視します。
- オープンキッチンの背面に静かな籠もりスペースをつくる
- テラスとリビングを引き戸でつなぎ、半屋外として使う
- 蔵のような収納が、外観からの“閉じ”を演出する
▶ 設計事例はこちら
閉じることは「遮断」ではなく、「守る」こと
人はときに閉じられた空間を必要とします。
でもそれは、外を拒絶するのではなく、
安心して内を育てるための“器”としての閉じ方です。
まとめ:その空間は、どこまで開いて、どこまで閉じているか
開きすぎれば、落ち着きがなくなり、
閉じすぎれば、孤立感が生まれる。
そのちょうど中間にある空間設計こそが、
暮らしの質を決めていくのです。
KAWAZOE-ARCHITECTSは、
“閉じること”と“開くこと”の間にある、
人に寄り添う余白を、丁寧に設計しています。