住宅には「敷地境界線」「壁」「扉」「フェンス」など、
あらゆる“境界”が存在します。
多くの人は、
それを「内と外を分けるもの」「守るための壁」だと捉えがちです。
けれど建築家の視点では、
“境界”とは「つなぎ方の工夫」であり、「関係性を生む装置」でもあるのです。
「遮る境界」から「つなぐ境界」へ
たとえば…
- 壁にスリットを入れて“光と気配”を通す
- 玄関と道路の間に“曖昧な余白”を設ける
- 隣地との境に“植栽”を配して柔らかく仕切る
- 室内の間仕切りに“引き戸”を使って距離感を変化させる
こうした工夫で、「切る」ではなく「編む」ための境界が生まれます。
境界があるからこそ、人と人はやさしくつながれる
- 完全に開かれていれば、気を遣いすぎてしまう
- 完全に閉じれば、孤立してしまう
- 適度な「距離」と「余白」があることで、関係はうまくいく
つまり、建築における“境界”は、人間関係にも似ています。
境界は「対立」ではなく「交点」
都市と建築、室内と屋外、プライベートとパブリック。
それぞれが衝突するのではなく、
境界という“場”で交わり、関係が生まれる。
それが、KAWAZOE-ARCHITECTSの空間設計における哲学です。
まとめ:“区切る”のではなく、“つなぐ”ための設計へ
KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
住宅や店舗、オフィスなどあらゆるスケールにおいて、
境界を“守るもの”ではなく、“対話するための装置”として設計しています。