「KAWAZOE-ARCHITECTS Official Blog|建築に込める思想と日々」

設計事務所の日常と思想、住宅・店舗設計、リノベーションのリアルを綴るブログ。

“吹き抜けのある家”に憧れていたのに、ちょっと後悔した話。

「開放感があって素敵」
「モデルハウスで見たとき一目惚れした」
SNSで見た“吹き抜けリビング”が理想だった」

──そんな憧れから、吹き抜けのある家を建てた方がいます。
でも実際に暮らし始めてから、こんな声も聞こえてきました。

「冬、思ったより寒いんです」
「掃除が大変で…特に照明と高窓」
「音が響いて子どもの声がずっと残る」
「家具の配置がむずかしくて迷走中」


吹き抜けは“設計されていないと不快になる”空間

吹き抜けは贅沢で豊かな空間ですが、
同時にとても繊細な設計が必要な空間でもあります。

  • 冬の冷気をどう抑えるか
  • 音の響きをどう処理するか
  • 生活空間として使いやすいか
  • 掃除や照明交換は現実的か
  • 空間全体の“使い心地”に配慮されているか

これらを計算して設計しない吹き抜けは、“穴”になるだけです。


建築家は「吹き抜けをつくるか」ではなく「吹き抜けをどう使うか」を考える

  • 光を2階から取り入れて1階を照らす
  • 空間のつながりを演出しながら音を抑える構造
  • 空調効率を上げる吹き抜け脇のファン配置
  • 高窓からの視線コントロールと熱取得計算

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「理想」は、設計で現実に変えられる

憧れから入ってもいい。
でも、それを“ちゃんと暮らせるかたち”に変えるのが建築家の役割です。

吹き抜けが本当に活きるのは、
家族の暮らしと設計が、ちゃんと“通じ合ったとき”。


まとめ:吹き抜けは、設計者の力量が問われる空間

KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
単に「空間を大きく」するのではなく、
“過ごす時間が心地よく感じられる吹き抜け”をデザインしています。

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