「KAWAZOE-ARCHITECTS Official Blog|建築に込める思想と日々」

設計事務所の日常と思想、住宅・店舗設計、リノベーションのリアルを綴るブログ。

「SNS映え」だけで店舗をつくると失敗する。 動線・滞在・視線を制御する設計とは

「インスタで拡散されるようにしたい」
「映える壁を用意すれば流行る」
「とにかくかっこいい内装にしたい」

そんな声が増えたことで、
SNS映え”を目的にした店舗が急増しました。

でも、その多くが「リピートされない店」になっているのが現実です。


店舗の本質は、“滞在と記憶”にある

人が「また行きたい」と思うのは、
- 居心地がよかった
- スタッフと目が合った
- 香りや音、空間の質感がよかった

つまり、“体験としての記憶”が残っている店です。

これは、単なる「映え」ではつくれません。


SNS映えだけの店舗が抱える問題点

  • 撮影ポイントに人が集中し、動線が悪くなる
  • 店内の一部しか設計されておらず、全体に落差がある
  • 居心地より見た目が優先され、滞在時間が短い
  • 空間の使い方が定着せず、スタッフも使いにくい

一見かっこよくても、“商空間としての設計”がされていない店は長続きしません。


建築家が設計する“リピートされる店”とは

私たちは店舗設計で次のようなことを考えます:

  • 人の流れ(動線)を計画する
  • 滞在時間と回遊性を考える
  • お客様とスタッフの視線を設計する
  • 外からの「見え方」と「見られ方」を操作する

これらを通じて、「人が自然と集まり、過ごしたくなる空間」を目指しています。


設計=空間のブランディング

ロゴや照明、什器の選定も、
すべて空間の一部として“統合設計”するのが、私たちのやり方です。

  • 入り口から最初の5秒
  • 注文カウンターとの距離感
  • トイレに行くまでの印象

すべてがブランド体験の構成要素なのです。


まとめ:“映える”より“居たくなる”をつくる

一時的な話題性ではなく、
長く愛される店舗を設計するには、体験設計が必要です。

表層だけをなぞるのではなく、
人の動き・感覚・視線・温度まで含めて設計すること。


リピーターを生む空間設計をご希望の方へ

KAWAZOE-ARCHITECTSでは、
店舗のブランディングを設計から構築するサービスを提供しています。

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